散在と時間(鳳凰編)
どーも。
ワンフェス当日、新宿駅の小田急改札口であたかも神に導かれたかのように南部せんべいを買い求め、「ハラ減ったらぽりぽり食おう」「おやつに食べよう」と何度も何度も頭の中で復唱していたのに結局忘れていたのをさっき思い出し、ぐらぐら煮えたぎるおでん鍋に何気なく放り込んだら色弱も治るほどうまかったとまそんだよ。そういう食い方をメインに想定した食い物らしいから、うまいのは当然っちゃあ当然だよね。
やあ、昨日ぶり。なんだか風邪っぽい悪寒が首のリンパ腺から肩甲骨周りにかけてかけめぐってるが、だいたい予定通りなので気持ちにブレはない。さて、さっさと続きを始めよう。忘れちゃうからね。。。。
ふがさんの卓あたりで人一倍の容積を誇る地獄の宣教師・AGOとふんわり合流し、カルマと引き換えに戦闘力が一気に倍化したホネミッツ一行は、イカダに乗って小スケールAFV野郎御用達の有名ディーラー松尾カステンさんの卓に漂着し、村人の歓迎を受けた。ホネミッツ幹部・Sが模型屋で丁稚をしていた頃に仲良くなったスギモカステンくんが温厚そのものの笑みを浮かべて待っていてくれたのだ。。。
AFVに関してはもうティーゲルⅠとティーゲルⅡの区別さえつかないオレにはなにも言えることはないのでサラリと流させてもらう。ただ… わりと大柄な現用戦闘装甲車両とはいえ1/144というサイズでスクラッチ、となると、それがどれだけ緻密で根気とコンセントレーションの制御が必要かくらいはわかる。想像してみて欲しい。消しゴムくらいの大きさのクルマに凸リベットが施されている様子を!
使い古して半分くらいになった消しゴムほどのクルマの扉がすべて開いている… 缶コーヒーのおまけにくっついてきたミニカーがもしこんな風になっていたとして、ビックリしてフリーズする人間となんの興味も持たない人間の二種類しかこの世にはいない。が、多少とも模型に興味を示すような人間なら、こんなものを1から自分の手で作るとはどういうことなのかを理解できると思うんだがどうなんだろう。
…まあ、そこまで手の込んだことをしていないまでも、自らの手になるキットをズラリと並べ、その並んだケースをガツガツ積み上げて行く手つきは、あたかも金のインゴッドで取引相手の思考回路を封鎖する石油王の如し。
ひとしきり顕微鏡レベルの造型を堪能させていただいたあと、松尾カステンさん謹製1/144グリレとタカラの24タコを並べて記念撮影をさせてもらったよ。24タコが異様にでかく見えるのがわかると思う。あっ、グリレ撮らせてもらってねーや!!(ちなみにグリレっていうのがなんのことなのかは現時点でもイマイチわかっていない)
30過ぎて自由に使えるお金をほとんど持たない低層民たるホネミッツはスギモカステンくんのご好意で売り物である1/144ハンビーをいっこっつダーターで恵んでいただいた。あまりにイイ人っぽいのでなんだか心配になった一行だったが、よく考えたらこっちのほうが全然心配な人生だと気付くのに時間はかからなかったよ。。。
逢魔が刻にのみ開くゲートに吸い込まれた我々が転送されたのは、中古商さんたちが軒をつらねるCホールの最果て。巨大なメトロン星人がピカピカ光る! モケモケの質にまでこだわるが故、生産予定数は30個なんだそうだ。しかしそのこだわりっぷりは比類ないぞ。なにしろスターウォーズの造型研究の世界的権威・高橋清二さん制作なのだから。ウロ覚えだが後ろに映っているエンジ色のシャツの人がご本人でらっしゃる。AGO(勝手にえーじーおーと呼ぶことにしたので敬称は省くぞ)いわくけっこう前からこのメトロン星人をひっさげて何度も出展されているそうだ。今回まで物欲にめいっぱい目のくらんだ卑しいホネミッツには一切目にとまらなかったのは失礼すぎるのでココだけの話にしておこう。
あまりに刺激を受けすぎて副交感神経がシビレてきたポンコツどもは、ぼちぼちちょっと休憩して関節にオイルを注さねばならなくなった。どっかに腰をおろしてまったりしたい。甘いものでもいただきたい。露出度の高いコスプレのお嬢ちゃんたちはどこでお肌をアラワにされておるのか。そんなホネミッツの前に、さらに濃ゆいNPCが立ちはだかる。
去年は一言触れただけで一切の説明はしなかったが、どうやらご自分でブースの名前を検索されて当ブログを目ざとく発見、展示内容に一切触れていないことにガッカリされていたようなので、今回はその謝罪もかねて紹介するよ。喜狂屋工房さんのブースだ。いわゆるタチコマに似せたとてもうさんくさいねじ式玩具・パチコマを販売されいた。卓では覗きに着たお客さん相手に「こんなもん、100円ショップで材料買ってきて自分でつくりゃいいのにねえ」などと暴言を吐きながら現場でなお生産を続けるという実演販売形式。。ワンフェスより断然アメ横気質であるそのディーラーさんこそが
こちら。こ、これは… フランス座の漫談家!? いや、ナチュラルボーンカン・ユー大尉じゃないですか! よくぞご無事で…敬礼!
こないだもあまりのクリソツぶりに思わず写真をせがんでしまったんだが、ケータイのカメラだったのでなんだかビミョーで。。 ちなみにブログに載せる旨はまったく無断だ。肖像権その他、なにか問題がある場合は是非とまそん宛てに苦情のメールを下さい。即刻このくだりごと消去します。というか、ご連絡する方法がなかったので。。。
うおお…拙作、1/35カン・ユーを手にする等身大カン・ユー… しかし、よく考えるとカン・ユーはこんなファイティングポーズみたいなかっこ、しないよなあ。ふんぞり返ったりねめつけたり部下をいびったりするイメージですよ、喜狂屋さん!
カン・ユー自身がビートルを持つ(わざわざ右手を手で持ってくださる気の回しぶり)メタ的構図が実写で実現したのは当ブログだけ。もちろん宇宙初です! それにしても喜狂屋さん、どこまでも人がよさそうでした。現在はなんと、1/2ダイビングビートルをスタイロフォームで制作し、ワンフェスに連れて来る計画の参加者を募っているのだとか。1/1じゃなくて1/2、鉄じゃなくてスタイロフォームっていう身の丈に合ったスケール感がもうタマラン。 絶対に水道橋で展示会とかやらないもんな。ああ…ここにも一つ、男の星座が燦然ときらめいているぞ。なのはだかこのはだかの人形欲しさに目を血走らせた連中の目にはおそらくとまらないんだろうが、MOTTAINAI!
というわけでこちらは有志を募る募集ポスターだそうだ。もちろんこれはかの有名なポスターのもじりなんだが、こういう口元がにじにじしてしまうセンスがなんか、ほっとけない。チョイスはワンフェスなんだけどノリが浅草のテキヤ、っていうハイブリッド感。。アーーーイ、ウォンチュ!! ゆー、ゆー、ゆーえんぢゅーえんぢゅー!
そしてコチラでも、ほぼ初対面にも関わらず「同じビートル好きとして」みたいな不明確な理由でカン・ユー仕様のATゴーグルのペーパークラフト(そうおっしゃっていたのでそうなんでしょうね)を一組譲ってくださった。もちろん、次回までに制作して着用を義務付けられたが。男と男の約束をたがえることはできないので、参加できるようでしたら必ずや期待以上のクオリティに仕上げて行く所存ですとも。
…このあとさすがに目蓋が開かなくなってきたホネミッツ一行はカレーを食べながら下品極まりない猥談でインターバルをとり、企業ブースと物販コーナーをじっとり見て回った。
ハセガワから新キットが発売されることが決まり、にわかにボルテージが上がるMa.kは、1/20ファルケ、1/35ファルケを中心に雑誌掲載作品をズラリと並べていた。いやらしい視線とカメラのレンズを執拗に浴びせるオレ。「いつからそんなに好きになったんだ」と背中から冷たい言葉を浴びせるホネミッツメンバーに復讐を誓いながら、すでに雑誌に載ってるっつってんのにやたら何枚も写真とっちゃって肉眼であんまり見なかったんでやんの。バカ…。
ハセガワのブースには横山先生がおられ、ハセガワの関係者とおぼしき方と熱っぽく「こういう風にしてもらいたいんだよなあ、ハセガワさんには!」語っていた。さすがアルフェスタ… チョイ悪どころか極悪な感じ(もちろんイイ意味で)だった。あんだけゴリ押ししたら1/20で5000円とかいう異常なファルケが店頭に並ぶかもしれんよな。人やお金を動かしてしまう人っていうのはああいう熱量を持ってるもんなんだね。
その他、ロクでもないことになっているミクロマン関連のとても儚い展示やボトムズ関連の展示を眺め、ふ~ん、と思いながら再びAホールに向かい、一際とんがったディーラーさんたちの技術の粋を堪能して回ったホネミッツ。なんだかもらいものばっかりでカバンがふくらんだおかしなワンフェスだったぞ。プラモを見せて回ったりしたせいか、なんだか積極的に参加したような気分だったので余計に疲れたのかも。当日の明け方まで起きて資料作ってたのもあるんだけど。
そだ、応募にはキッチリ間に合いましたので、発表になったらホビージャパンをご覧くださいね。たしか全作品掲載だったからどっかに載るハズ。それではみなさん、おつかれさまでした!



























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