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2008/03/28

咲いちゃって~

どーも。

ながらくだらだらやっていたザクはどーにか片付き、次はなにしてやろうかとムズムズしておりますが、みなさんはいかがお過ごしですか。桜も一気に咲きまして、今週末はどこかに繰り出して桜見物にでもお出かけになる方も多かろうことでしょうね。オレも一升瓶ぶらさげて夜桜でも眺めに行きたいッス。あ、今テキトーに書いたけどそれちょっといいな。採用!

ところで1/100ウォーカーギャリアが発売されるのを機に(かどうか知らんけど)ザブングル全50話のネット配信が始まり、CSやケーブルテレビを導入していない我が家でお気軽に観るチャンスがやっとめぐってきました。前々回「なんの思いいれもない」とは申しましたが巨神ゴーグの次くらいにおさらいしたいアニメではあったので、これは見逃せません。第一話は無料ですので、未見の方はちょっと呼ばれてみてはいかがでしょうか。ちなみにオレ、主人公・ジロンが両親を殺されて仇を追っていることを通りすがりの強盗団に打ち明けるくだりは第一話だと思って疑わなかったのですが、さっそく記憶が間違っていることにあらためて自分のあやふやさと20年以上の時の流れを噛みしめました…。それにしてもザブングルって再放送しましたか? 本放送時もロクに気にしてなかったことを考えると、再放送なんか完全に眼中になかったのかもしれません。まさか加齢臭もかぐわしい年齢になってから積極的に観なおすことになるなんてね。

といったワケでもないんですけど、モデルグラフィックス誌ではザブングル・コンテストなんて行われていたみたいで、前々回紹介したロン毛師匠のザブングル同様にサル○ウキャ○氏のザブングルによってタマシイを解放された方々のザブングルがいくつも並んでいましたね。もっと大きなカラー写真でじっくり眺めたいところでしたが、どうやら来月再掲載されるようですので楽しみに待ちましょう。入賞された方々の作品のレベルはかなり高く、感化されやすいオレとしてはもう全っ然巻き込まれていきたい。オレも作りたいよ、ウォーカーマシン…

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で、作る時間とかまったく取れないんですけど、再販キットに触れることができたのでひっぱってきました。他にやりたいことやいわゆる積みキットがざくざくたまってきているダメなオレ。ちょっと前なら作らないプラモなんてなんで買うかとしごく常識的な考えを持っておりましたが、誰もが「作らないつもりで買ってるワケじゃない」ということなんでしょうね。あ、いや…そうとも限らないのか。箱を開けてランナーやパーツを見ていると、まるで鉄道の人たちが時刻表を開いて脳内旅行に旅立つが如きいろいろな構想がアタマをよぎります。これで満足しちゃうと作らないコトになっちゃうんでしょうね。。。でも、しばらくプラモ作る時間とれそうにないんだよな。泣きたくなってきた。

Img_2431それはそうと、キムさんのココナをようやく組み立てましたよ。ガレージキットなぞといったたぐいのものを実際に手に取ったことは一度もなかったのですが、どれもこんなに精密にできてるものなんでしょうか。キムさんがここをご覧になられていることを気に掛けながら言うワケじゃないんですが、ホントによくできててうっかり部品を破損させないかハラハラしどおし。パーツが細かいことやレジンという材質そのものもアレなんですが、非常に繊細な出来でして、台無しにしたら申し訳立たんな、とかばっか考えちゃって。WFで実際にご本人にお会いしましたが、それよりもこうして製品を手に取るほうがニョジツにご本人に向き合ってるような気がしてこちらも気が引き締まります。

 

Img_2432前に貼り付けた画像を見てこんなん塗れるか(怒)とワナワナしていましたが、さすがにあのレベルまではいかずともどうにか塗れました。でも、やっぱ瞳はむずかしいッス。ほんとーにコンマ数ミリ以下のタッチで表情が変化してしまう。ちなみに配色は「なんとか他の人とかぶらないようにできんもんか」と手持ちの資料を当たったところ、ボトムズ パーフェクトガイドというムックをめくってみたらこんな色合いだったのでがんばって調色してみたぞ。

 

 

Img_2433か、かわええ。。。上半身はクレオスのダックエッググリーンをそのまま、赤は大昔にシャアザク作ったときの残りの色があったのでそれを(この色をご覧になってどんな出来になったかはご想像通りですが)使いました。また、肩あてとボトムのグリーンは同じ資料を眺めていてファッティーと同じ色を使っているんじゃないかと判断し、AGファッティー片手におもにガイアカラーを使って調節していきましただ。

 

 

Img_2435 ビミョーに青みが違うかなあ。上半身の色も下半身の色もやや黄色味が強いのかもしれません。なんでこんなモンで勘弁してね。その昔、シャアザク意表を突く見事なピンク色に設定された経緯として「サンライズにピンクがたくさんあまっていたから」というのが主な原因だったというさもありそうな噂がありましたね。もしかしたらあの噂は本当だったのかも。ってか、別に不思議でもなんでもないか。

 

 

Img_2434それにしてもほんとによくできてますよキムさん。。。首と肩あてのパーツのうすさ、腰とおしりのパーツの繊細なつくり。とりわけ口元、鼻はもうマネできん! いや、中国人バリにこれをじっくりと観察して少しでもこれに近い技術を我が手にしたいもの… あ、個人的な好みでヒタイは少し平らに、首は細くしちゃいました。これでオレのココナっすよ!

あと、ツヤを調整したクリアーでトップコートして、目ん玉にエナメルクリアーを垂らしてオシマイかなあ。うん、楽しませていただきました。

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2008/03/20

**訃報**

ところで本日はもう一つ簡単に。

SF作家・アーサー・C・クラーク氏が亡くなりました。みなさんご存知のSF映画の金字塔、2001年宇宙の旅の原案となった短編、そして映画のために書き下ろされた原作小説でその名を知られております。アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインラインと並んでSF界の不動の巨人に数えられていましたね。オレは中学時代はもうどっぷりとクラークSFに浸かっておりまして、とりあえずハヤカワと創元SF文庫で手に入る単行本はすべて、どれも最低3回ずつは通読したと思います。いわゆるハードSFの元祖ともいえる確かな科学知識に裏打ちされた作風が持ち味で、静止衛星によるグローバルネットの構想を発明したとされています。もう本当に好きで好きで、おかげでアシモフもハインラインもあんまりおもしろく感じられなかったほどでした。2001年を生きて迎えられたことで大目標は達成されましたが、この調子なら2010年、いや、クラークならまかり間違って2061年まで生きるんじゃないだろうか、などと言われておりましたが、やはり彼も人の子だったようですね。。

近い知り合いや親族でもない有名人が亡くなって涙があふれてきたのは初めてです。ほんとうに、こころからお悔やみを申し上げたい。これからもう一度、手元にあるすべての作品を読み直してみるつもりです。多くの作品を、心踊る興奮やロマンをありがとうございました。どうぞ安らかに…。

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流されて…オレ。

どーも。

他人のふんどしでブログを書くブロガー、とまそんです。前回、我がホネミッツの重要関係者・ロン毛の師匠の手になる二体のATを紹介してからすでに二週間が過ぎてしまいましたが、さして報告すべき状況の進展もなかったところに、ロン毛の師匠から新作完成の報告が! これは渡りに舟、さっそく紹介させていただくとしようじゃないか。さあお立会い。。。また他人のふんどしでブログが書ける! 

Img_2372Img_2373 名作多しとの誉れも高いバンダイ・ザブングルシリーズのWMの中でも屈指の鬼子とされた不遇の主役機、ザブングル。近年、バンダイが旧キットの各シリーズをちょいちょい再販していますが、どのシリーズもたいてい主役機がだらだら余っているご様子ですね(笑)。 その中にあってもダンバインと並ぶ不人気ぶりを呈しているのがザブングルなワケですが、今回ロン毛の師匠はヒマに明かして1/100ザブングルMGネモ魔神合体を試みたのです…。さあ、この勇姿をとくと見よ。

 

A2796_i2ちなみにこちらがビフォアー状態(たぶん)。あ、ここで申し訳ないお知らせをしておきますと、オレ、実はザブングルになんの思いいれもなければ知識もないのです…。ウォーカーマシンの種類も言えないし、もちろんプラモ作ったこともない。アニメも何話かをぼんやり見た程度でして、大まかなスジさえ危うい有様。なので、いかにこのシリーズのキットが突出した出来だったかは実体験としては知りません。つまり、せっかくロン毛先生が丹誠した作品をお伝えするのにまったく不適格なワケでして…。まあ、ウロ覚えでテキトーなこと書いてるのはいつものことなんですけどね。

それにしても落ち着いて見てみると、このデザインはどうでしょう。かつてWMキットにこころを狂わせていたモデラーたちの永年の悲願である1/100ウォーカーギャリアがもうすぐ発売されますが、ギャリアザブングルの世界観に非常にマッチしていたのに、唯一この主役機・ザブングルだけが明らかに出自の違う様子です。操縦方法がハンドルとペダル、シフトレバー等に統一されているWMはどれをとっても兵器という佇まいではなく、手足のついた重機のような油っこいロボットでしたが、おそらくマーチャンダイジングありきということで明らかなヒーローロボの記号を盛り込まれたかっこうに落着したのでしょう。ブングル・スキッパーとかいう車両形態に分離して飛んだり走ったりしていましたよね? 身もフタもないことを言うと、いっそビークル形態のほうが世界観には沿っていたような気さえします。。。でも、劇中ではコレをまったく同じ機体二体を併用させてしまうことでヒーローロボっぽさを軽減させていたと記憶しています。どうせ富野監督が持ち前の反骨精神を発動させたんでしょうけど、ちがいますかね。

キット自体に注目してみますと、モチーフがじゃじゃ馬なだけでどこまでもダメなプラモデルってことはなさそうです。あ、いじったことないオレが言うことじゃないんですけどね。ロン毛師匠は「モールドもなんだかダルくて」とおっしゃってましたが、昨今のMGやなんかのバンダイのプラモに比べるとずっとシャープでした。シリーズでもっとも脚光が当たるべきエースは往々にして強い期待を背負っているものでしょうし、おのずと評価の目も厳しくなろうというもの。それに、どうしたってきっちりとヒーロー体型であることを宿命付けられているせいもありますし、立体化するための制約も増えましょう。さらに言えばシリーズの先鋒を飾るという点でも後続に譲らねばなりませんね。やたらと擁護していますが、バイファムやボトムズのように初弾から最高点をたたき出すこと自体が奇跡なのだと思うべきでしょうね。 

Img_2374キットにはもともとクリアーパーツがおごってあります。中はキチンと座席が配置されていてヌカリはないようです。とはいえ、この部分が薄すぎて、どう考えてもクルマと同じような操縦席のような構造にするスペースは確保できるワケがありません。座椅子が並んでるみたいで中を覗き込んでもそんなにうれしくはなりませんが、当時の開発者の気持ちや「ここはノリで」みたいな同意事項として酌んであげるのが粋というもの。

 

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Img_2376変形してビークルになるという設定のため、カリッとくるほどわずらわしい羽とタイヤが足についています。こんなんなければもうちょっと見れるロボなのに。脚部に特に顕著なのですが、なんか調子がよくわからないモールドがたくさん入っています。ただ、これが入っていることであまりといえばあまりに箱々しいデザインのノッペリした感じがちょっとだけリアル(笑)っぽく見えます。ロン毛師匠の腕も手伝ってか、あまりうるさくは感じません。というか、どこがいいとか悪いとかいう感じがあんまり持てないというのが正しいのかも…。ただ、車輪のミゾやつま先のスリットなどディテールに着目すると、ゆがみや乱調は見られず素直なイイコではあるようです。

 

Img_2378Img_2377胸部と顔は某誌サル○ウキャ○氏の作例に倣って幅ツメしたようです(オレ見てないんだけど)。昔のプラモデルはどれも、おそらく手足を動かさねばならない都合でやたらに上半身の幅があったりするようですが、うまいことその点を調節できれば印象はかなりよくなりますよね(たぶん)。このザブングルもだいぶイイコになっています。ロボットは顔が命。頭部はけっこう手が入っていまして、くっきり小顔。アンテナ、クチのスリット、頭頂部、操縦席の窓であるグリーンの部分はもともとクリアーパーツだったようですが、埋めちゃったんだね、ロン毛先生…。あと、胸部のよくわからない黄色い丸の部分はいったん切りとばしてから幅ツメして再配置したようです。

 

Img_2379関節はそのほとんどがMGネモのものでして、簡単に言うとネモザブングルを着ているような感じです。中でもこの肩の四角いブロックごと持ち上がる可動はポーズに色気をつけるのにとても有効で、この改造がうまく活きた最たる箇所でしょう。こうして見ると、ザブングルには肩の基部にちょっと出っ張ったトコがあり、これがうまいこと親和性を発揮したようですね。

 

 

Img_2381Img_2382 キットのパーツをいじくりすぎない程度に残すと、どうしても難しい部分は出てきます。このヒザ関節は一番残念な部分でしょうね… 蛇腹状のヒザ裏は作り直すとなるととても手が掛かりますし、工作を避けてしまうと二重関節は入りません。そんなにヒザが曲がらなくてもイイということにしてネモのヒザをそのまんま移植してみたようですが、できてみれば関節はフラッフラ。マネされる方がいらっしゃるとも思えませんが、マネされるんでしたらココは考え直したほうがよさそうです。思い切って関節を自作するなり、ちくちくと蛇腹を作るなり、なにか使えそうなプラモを探してくるなりと大きな手間がかかりそうですけどね。。。

Img_2384よそでも1/100ザブングルにMGのフレームを仕込む作例は見ましたが、その中でもこの足首の部分は優秀でしょう。大きな特徴の一つである長~~い足の甲の腱みたいな部分にMG的な解釈を与えるならば、この単純な箱組デザインの中にドロ臭くやぼったい機械の集合があることはちょっとした安心をくれます(オレだけか?)。ヒーローロボのわかりやすいかっこよさの裏にある必死な感じイイ意味での不細工加減といいますか…。こだわりのある方はもう少しすり合わせとかに注力されるのかもしれませんが、それにしてもMGネモの足首を使うことはオススメしてよいかと思われます。

Img_2383そしてどうにかかっこうがついたザブングル… そんなに自由なポーズがとれるワケではないんですが、それでも他のWMと並べたりする分にはなんの問題もなさそうです。どうせ他のWMだって似たようなもんでしょうし、ポーズつけて飾っておく人などさらに稀でしょうからね。それにしてもサムネで見ていると激しくケンカしていますな…。

 

 

Img_2385付属していた武装をつけたところ。ロン毛本人はロケットランチャーの黄色に不満を持っていたようですが、オレは地色のグレーとあいまってすごくいい色だと思います。 っていうか、ザブングル本体の色味が目に刺さって痛い! もう少し落ち着いた色にしたらよかったんじゃないかと思うんですが、本人いわく「その勇気がなかった」とのこと。う、うん… 色に関しては人様にどうこう言えるオレではないのでコレはこういうモノだ、ということにしておきましょうか…。

 

Img_2387胸部の幅ツメのせいで武装の基部が詰まっちゃってアタマに干渉していますが、これはキットについてきたアタッチメントパーツをそのまんま使ったためです。なにごともキッチリ真っ直ぐしていないとイライラするタイプの人は回り道をしてでも別の方法を考えたほうがいいでしょう。アンテナにあたってハラハラするし、どうやっても武器が前を向かないですしね。ただ、ご覧のとおりさほど問題はないです。立たせて飾っておく分にはちょっと斜め向けたほうがかっこいいしね。

それにしても、色のせいなのかもともとの意匠のせいなのかしっかり作りこんで現代風にリファインされたせいなのか、このおもちゃっぽさは消せないもんなんでしょうか…。ミリタリー色を出すでもなく、建設機械風に寄せていけるワケでもなく、もうこれは素直にスーパーロボットとして広い心で受け止めるしかないのでしょうね。よく考えてみるとガンダムだって青・赤・白・黄色のロボットですし、脳内補正でどうとでも消化できるのかもしれません。こうやって見ているとなんとなくかっこいいしね。Img_2403

やっとできあがったザクと並べてみた。やっぱりスーパーロボットですな。。うう、そんなに好きでもないくせになんだかことさら他のWMが作りたくなってくる。脇役があってこそ、というか、助さん格さん八兵衛があってこその水戸光圀公、ということなんでしょうね。というわけでロン毛師匠サブザブングルのほう、一刻も早くお願いしま~す! なんつってな。

(今回はあまりに内容がひどかったので、作者、作品、キットの名誉を鑑みて、後日大きく加筆・訂正をしました。)

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2008/03/07

さっぱり薄味(素材がいいから)

どーも。

陽のない朝夕はまだまだ冷え込みますが、風のない日中は実にうららかで梅も咲き、ハナミズキのつぼみも日に日に膨らんでまいりました。うちの近所ではコゲラがつがいで梢をよじよじとつつき回ったり、うずらの群れが山道の途中のひだまりで羽根をふくらませていたり、春の訪れがそこかしこに…

Img_2327Img_2329 我が家の庭木につけといたみかんに今年もまんまとやってきたメジロたち。癒される! 癒され狂いそうです。ガラスにうつった光で台無しですが、この写真を撮るためにずいぶん張り込みました。癒され疲れたぞ。去年、おととしとウチに巣をかけにきたハトですが、どうやら今年はお隣さんのザクロの木に居を構える様子。ヘビがこなきゃいいんですけどね。。。

 

 

Img_2359さあ、今回はわがホネミッツの模型部長、ロン毛のダンナ謹製のTAKARA1/24SAKスコープドッグをたっぷり紹介させてもらうぞ! もはやなんの説明もいらないと思うが、ボトムズという作品が今日まで根強い人気を誇っているのはやはりこのキットの突出した出来栄えあったればこそだったね。キットが発売されてから25年。ウェーブの改造パーツやディテールアップパーツの登場で「こう弄るのが正しい」などときっちりした作法も完成しているワケなんだけども、タカトミから再販されたキットがそこらじゅうでだだ余りしている現状を憂いてか、いや、ただなんとなくか、今回は手首以外コックピットをちょこっといじっただけのほぼストレート組みで丹念に仕上げた! おお… おなつかしゅうございましょう!

 

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Img_2331二の腕を短くするだの頭を丸くするだのいった定番調理はいっさいナシ。刺身で頂こうという粋なノリですね。いいネタはナマが一番おいしい。オロす職人の腕が冴え渡ります。

 

 

Img_2332Img_233325年前に自分がここまで作れるようになるなんて、ロン毛のダンナご本人も想像してたろうか… というか、25年たっても必死になってこんなことをしているなんてどうかしてるんじゃないのか。いや、そういう迷いは捨てないとこういうモノは作れない! AFV等もそこそこ手がけている人がサビやハゲを表現するとこのようになるんですね。ターレットはクレオスのメッキシルバー。ブツが大きめなのでしつこいくらい金属的なツヤがあっても違和感はないですね。

 

Img_2339Img_2340内側は戦車や装甲車の内装に倣って白系にしたそうです。手狭な室内にぎゅうぎゅうおしこめられた内部メカの色、質感! アニメの設定や世界観から逸脱せずに「それっぽさ」がどうしようもなくにじみ出ていませんか。

 

Img_2335Img_2336角度によっても見え方が違いますな。このアングルなんかもうシビれるほどかっこいいじゃないスか。いつの間にか改造しないとダメってことになってしまいましたが、これで全然OK! 

 

 

Img_2337Img_2338 唯一ハッキリと改造してあるとわかるのは手首。いっしょうけんめい可動化したんでしょうねえ…誰も褒めてなんてくれないのに! バカだ。。。 でも、さすがにキットの手首は古すぎ、ウェーブの改造パーツはなんだかロクでもありません。いわば板前の見せ所。ものすごくデカい手首になっていますが、もともとついてる手首もデカいし、腕全体がデカいロボットなんだと解釈すればこのくらいが迫力あってイイ。ロボットは手首デカいほうがかっこよくないスか?

 

Img_2357Img_2341WFに持っていったスコタコがとても褒めてもらえたので調子の出たロン毛先生。栄養を摂るのも忘れて次なる作品にとりかかり、サクッと完成したその頼もしき姿…。よく考えてみると、ちゃーんと作ってある24ブルタコって初めて見たかも。ふとましくてかっこええ! バイザーの色がシブい… ピンクも決して浮ついた感じがしませんね。ビートルの本体色を塗ったときも自分に強く言い聞かせたのですが、地の色をどう塗ろうと結局は後の処理がモノを言うのです。塗装っておもしろい!

 

Img_2343Img_2348ポーズもさほど自由にはなりませんが、そんなことって結構どうでもいいもんですね…。あちこち弄って「多少無理強いしてもこっちの言うことを聞かせる」というよりも「少しでいいからこっちを向いてもらいたい…」みたいな気持ちで接するのが大人の付き合い方なのかもしれません。ちなみに、バイザーが頭部の半球に接している面を埋めて厚みを出すという地味なおしゃれが施されているそうですが… ま、どうでもいいか(笑

 

Img_2350タカラは1/35ストライクドッグや1/24スナッピングタートル、ガリアンシリーズで金型をなくしたり壊したりとおっちょこちょいをやらかします(あくまで噂ですが金型は有価資産として税金がかかるため、破損したと申告して課税対象から外してもらうようなコトもままある話だとか…)。前回、茶色のパッケージで再販された折には「壊れちゃったのでこれで勘弁してくれ」と書いた紙っきれ一枚であっさり流していたかかとのローラーは渾身の金型再生によって復活しています。そんなにありがたいワケでもないんですが、なけりゃないでなんだか腹立たしい。そこんとこをよーく酌んでくれた今回のありがたい再販にも関わらず、「ピンクのロボットなんてダセエ」などと笑う痴れ者のなんと多いことか… 焼き土下座でタカトミに謝罪すべきでしょうね!

Img_2351スコープドッグにも同様のディテールアップが施されていました。ご丁寧にもそれにあわせてスリットに網を仕込んでみたようです。ペールゼンファイルズで大河原画伯がスコープドッグをリファインした際、アニメ設定画からプラモに翻訳された時点でスリットに確定していたこの部分が、デザインされた当初は凸モールドであったと明かされ、ちょっとした事件になりましたが、まったくどうでもいいことな気が… おっと、そう簡単に片付けられないほど、ボトムズというモチーフは緻密に解析され続けてきたのです。モデラー諸氏にとってはな、なんだってーーーー! ここ、でっぱってたの! ギャフン! てな感じだったのでしょうね。。

Img_2355Img_2354こちらも内部は手を抜かずちゃんとスコープドッグに倣った工作がされてますね。ガトリングは…やや華奢な印象ですが、多分に1/35ブルーティッシュドッグの箱絵の迫力ある様子のせいでしょう。これでさえ口径が大きすぎるトンデモ兵器ですしね。。いや、設定がこの通りなんだからいちいち引っかかることでもないんだけども。

 

Img_2362二つ並べてみるとものすごくイイ… もちょっと照明や背景に凝って雰囲気を出して撮ってみたくなるなあ。ロン毛先生、つくづくごちそうさまでした。やっぱ、タコはイイ。長持ちするデザインっていうのはリクツじゃないんですなあ。。。。

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2008/03/05

そこには愛しかない

どーも。

厳しい寒気もやっと山を越え、WFやオラタコといったお祭りも夢の如く過ぎ去りました。ふぃっと気が抜けたオレは予定通り風邪をひいてしまいまして、ドテラを着込んで犬を膝にのせ渓流シーズン到来のニュースなどボンヤリと眺めておりますが、こんなところをご覧になられている一部好事家の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。早くも次、次のイベントや制作、情報収集に奔走されておられましょうか。

Img_2323かく言うオレもWFでこんなものを買ってしまい、もうね、ウズウズしています。アタマはズキズキしてますけどね。1/60… かわええでしょ。一つ200円でした。可動を仕込むか固定で作るか、ああ、迷わしい。

 

先日、やっと例のシロクマの映画を観てきました。 ヨロイを着たヤツじゃなくて氷が溶けかけて苦労する方のシロクマです。NHKスペシャル・プラネットアースを本放送、再放送と欠かさずエアチェックしてきたエセ・ネイチャーファンのオレと嫁。ヘンテコな動物や特殊な自然環境、珍しい自然現象なんかを美しいハイビジョン映像(ウチはフツーのテレビ)でじっくりと見せてくれる好企画で、さすが天下の国営放送、受信料払っててよかった、と大きくうなづける番組でした。そしてこの映画「アース」は、その変奏曲と言える地球賛歌、生命を育む奇跡の惑星を主人公とした物語……なのですが、野生生物に密着した臨場感あふれる映像の半分近くがプラネットアースでもう観たヤツでした。それもシロクマのくだり、ゾウが水を求めて旅するくだり、極楽鳥たちの求愛ダンス、クジラのくだりなど主だったパートはことごとく使いまわし。まあ、お金払ってでももう一回観る価値のある映像だったのでその点に不満は少ないのですが、いかんせん気になったのが使いまわしではない撮りおろしの映像がどれも切れっ端のまんまで、量も少なく密着度合いも薄く、ペラペラだったこと。。。まあ、どの動物もべったりくっついて撮影してれば必ず感動のドラマや驚くべき生態を見せてくれるというワケではないでしょうし、考えてみればこっちが勝手に感動したり感心しているだけで(制作や編集の人たちがそれを助長するように構成しているのもありますね)、彼らはなんも考えないでその日暮らしをしているだけですもんね。

そしてもう一つ、WFへ足を伸ばす目的の一つだった亜空間漂流ガルダスを、都合四回パワープレイしました。今回も相変わらずのマニファクチュアっぷりで、男の、いやさ漢の汗が結晶していました! オレはそのテのサークル的というか同人誌的なガレージワークが主にどういう指向性を持つものかまったくしらないのですが、たぶんここまで照れやテラい、おもねりを回避してストイックに作られていることってないんじゃないでしょうか? ファントムさんご本人によるとオマージュというか引用は盛り込まれているようですが、決してパロディではないようです。あくまで本気、おちゃらけナシ! 作る、という行為につきまとうなんとなく後ろめたいような気恥ずかしさは一点もないのです。復刻版アストロ球団第一集の解説において庵野秀明が「我々シラケ世代にはもうこういう作品を描くことはできない」といった旨のことを書いていまして、条件付きですがこれはシラケ世代以降にもあてはまり、あらゆる場面で支配的な風潮です。本気で作ったモノは万人をねじ伏せるような非の打ち所のないモノであってしかるべきという価値観の副作用で、ほとんどの場合本気にならずにチカラを抜いて作ることがエクスキューズになっているというワケですね。でも、ガルダスにはそんな余地がない。月を地球にブチ落とすようなおそるべき侵略者が、チマチマした戦車(異世界の臭いなどまるでないフツーの戦車)をワラワラ繰り出して空飛ぶロボットを囲む。こう説明されてつっこみたくなりますか。なるでしょうね。でも、つっこむくらいなら観ないほうがいいでしょう。これはなぜとかどうしてを超えたところに価値を見出さねばならない作品なのです。製作過程はどうあれとにかく出来上がったものが全てである、という価値観もそれはそれでサムライっぽくてかっこいいんですけど、それが全てでなくてもいい、っていうことを教えてくれるのがオレにとってのガルダスです。作りたいんだよ、もうどうしようもなく! っていうリビドー主体の行動原理。どうですか、勇気をもらえませんか?

そういった中で、最近ガンダム00はもう完全に失速、というかもうまったくおもしろくなくなってしまいました。どっちの陣営がこういった思惑で動き、そして主人公たちはジレンマの中で正義を貫こうと…みたいな、もう本当に無価値なストーリーで、しかも登場人物はどいつもこいつもキチ○イで童貞、かっこよくて簡単に作れるプラモデルやおもちゃを売るためだけに進行するただのコマーシャルです。あんなにかっこよかったティエレンはもうロクに動くシーンさえなく、トンデモ科学の粋、GNドライブとかいう動力源が乱造されたためにどいつもこいつもスーパーサイヤ人になってしまう最後期のドラゴンボールみたいな様相を呈してきました。なんかもう、観なくてもいいんですけど… どうして毎回同じことをしないとダメなんですかね。思うに、今回は新しいものを作るぜ! っていう気概は通用しない世界なのでしょう。結局みんな、お金のために働いているんでしょうしね。

…ですが、グレンラガンは再放送で観ていてもなぜか毎回涙腺がヤラレます。おっぱいを揺らしとけばいい、絶対にヤバい状況を作ってムリヤリ乗り越えさせればいい、とにかく啖呵をキラせればいい、みたいな発想で作られていないのかとものすごく疑ってしまうこころの汚れたオレなんですが、どこまでもまっすぐに突っ走っている姿を見せられると条件反射で涙が湧いてくる。結局ヒネくれた大人になるしかなかった自分への贖罪の気持ちが働くのでしょうか…。

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