どーも。
他人のふんどしでブログを書くブロガー、とまそんです。前回、我がホネミッツの重要関係者・ロン毛の師匠の手になる二体のATを紹介してからすでに二週間が過ぎてしまいましたが、さして報告すべき状況の進展もなかったところに、ロン毛の師匠から新作完成の報告が! これは渡りに舟、さっそく紹介させていただくとしようじゃないか。さあお立会い。。。また他人のふんどしでブログが書ける!

名作多しとの誉れも高いバンダイ・ザブングルシリーズのWMの中でも屈指の鬼子とされた不遇の主役機、ザブングル。近年、バンダイが旧キットの各シリーズをちょいちょい再販していますが、どのシリーズもたいてい主役機がだらだら余っているご様子ですね(笑)。 その中にあってもダンバインと並ぶ不人気ぶりを呈しているのがザブングルなワケですが、今回ロン毛の師匠はヒマに明かして1/100ザブングルとMGネモの魔神合体を試みたのです…。さあ、この勇姿をとくと見よ。
ちなみにこちらがビフォアー状態(たぶん)。あ、ここで申し訳ないお知らせをしておきますと、オレ、実はザブングルになんの思いいれもなければ知識もないのです…。ウォーカーマシンの種類も言えないし、もちろんプラモ作ったこともない。アニメも何話かをぼんやり見た程度でして、大まかなスジさえ危うい有様。なので、いかにこのシリーズのキットが突出した出来だったかは実体験としては知りません。つまり、せっかくロン毛先生が丹誠した作品をお伝えするのにまったく不適格なワケでして…。まあ、ウロ覚えでテキトーなこと書いてるのはいつものことなんですけどね。
それにしても落ち着いて見てみると、このデザインはどうでしょう。かつてWMキットにこころを狂わせていたモデラーたちの永年の悲願である1/100ウォーカーギャリアがもうすぐ発売されますが、ギャリアはザブングルの世界観に非常にマッチしていたのに、唯一この主役機・ザブングルだけが明らかに出自の違う様子です。操縦方法がハンドルとペダル、シフトレバー等に統一されているWMはどれをとっても兵器という佇まいではなく、手足のついた重機のような油っこいロボットでしたが、おそらくマーチャンダイジングありきということで明らかなヒーローロボの記号を盛り込まれたかっこうに落着したのでしょう。ブングル・スキッパーとかいう車両形態に分離して飛んだり走ったりしていましたよね? 身もフタもないことを言うと、いっそビークル形態のほうが世界観には沿っていたような気さえします。。。でも、劇中ではコレをまったく同じ機体二体を併用させてしまうことでヒーローロボっぽさを軽減させていたと記憶しています。どうせ富野監督が持ち前の反骨精神を発動させたんでしょうけど、ちがいますかね。
キット自体に注目してみますと、モチーフがじゃじゃ馬なだけでどこまでもダメなプラモデルってことはなさそうです。あ、いじったことないオレが言うことじゃないんですけどね。ロン毛師匠は「モールドもなんだかダルくて」とおっしゃってましたが、昨今のMGやなんかのバンダイのプラモに比べるとずっとシャープでした。シリーズでもっとも脚光が当たるべきエースは往々にして強い期待を背負っているものでしょうし、おのずと評価の目も厳しくなろうというもの。それに、どうしたってきっちりとヒーロー体型であることを宿命付けられているせいもありますし、立体化するための制約も増えましょう。さらに言えばシリーズの先鋒を飾るという点でも後続に譲らねばなりませんね。やたらと擁護していますが、バイファムやボトムズのように初弾から最高点をたたき出すこと自体が奇跡なのだと思うべきでしょうね。
キットにはもともとクリアーパーツがおごってあります。中はキチンと座席が配置されていてヌカリはないようです。とはいえ、この部分が薄すぎて、どう考えてもクルマと同じような操縦席のような構造にするスペースは確保できるワケがありません。座椅子が並んでるみたいで中を覗き込んでもそんなにうれしくはなりませんが、当時の開発者の気持ちや「ここはノリで」みたいな同意事項として酌んであげるのが粋というもの。

変形してビークルになるという設定のため、カリッとくるほどわずらわしい羽とタイヤが足についています。こんなんなければもうちょっと見れるロボなのに。脚部に特に顕著なのですが、なんか調子がよくわからないモールドがたくさん入っています。ただ、これが入っていることであまりといえばあまりに箱々しいデザインのノッペリした感じがちょっとだけリアル(笑)っぽく見えます。ロン毛師匠の腕も手伝ってか、あまりうるさくは感じません。というか、どこがいいとか悪いとかいう感じがあんまり持てないというのが正しいのかも…。ただ、車輪のミゾやつま先のスリットなどディテールに着目すると、ゆがみや乱調は見られず素直なイイコではあるようです。

胸部と顔は某誌サル○ウキャ○氏の作例に倣って幅ツメしたようです(オレ見てないんだけど)。昔のプラモデルはどれも、おそらく手足を動かさねばならない都合でやたらに上半身の幅があったりするようですが、うまいことその点を調節できれば印象はかなりよくなりますよね(たぶん)。このザブングルもだいぶイイコになっています。ロボットは顔が命。頭部はけっこう手が入っていまして、くっきり小顔。アンテナ、クチのスリット、頭頂部、操縦席の窓であるグリーンの部分はもともとクリアーパーツだったようですが、埋めちゃったんだね、ロン毛先生…。あと、胸部のよくわからない黄色い丸の部分はいったん切りとばしてから幅ツメして再配置したようです。
関節はそのほとんどがMGネモのものでして、簡単に言うとネモがザブングルを着ているような感じです。中でもこの肩の四角いブロックごと持ち上がる可動はポーズに色気をつけるのにとても有効で、この改造がうまく活きた最たる箇所でしょう。こうして見ると、ザブングルには肩の基部にちょっと出っ張ったトコがあり、これがうまいこと親和性を発揮したようですね。

キットのパーツをいじくりすぎない程度に残すと、どうしても難しい部分は出てきます。このヒザ関節は一番残念な部分でしょうね… 蛇腹状のヒザ裏は作り直すとなるととても手が掛かりますし、工作を避けてしまうと二重関節は入りません。そんなにヒザが曲がらなくてもイイということにしてネモのヒザをそのまんま移植してみたようですが、できてみれば関節はフラッフラ。マネされる方がいらっしゃるとも思えませんが、マネされるんでしたらココは考え直したほうがよさそうです。思い切って関節を自作するなり、ちくちくと蛇腹を作るなり、なにか使えそうなプラモを探してくるなりと大きな手間がかかりそうですけどね。。。
よそでも1/100ザブングルにMGのフレームを仕込む作例は見ましたが、その中でもこの足首の部分は優秀でしょう。大きな特徴の一つである長~~い足の甲の腱みたいな部分にMG的な解釈を与えるならば、この単純な箱組デザインの中にドロ臭くやぼったい機械の集合があることはちょっとした安心をくれます(オレだけか?)。ヒーローロボのわかりやすいかっこよさの裏にある必死な感じ。イイ意味での不細工加減といいますか…。こだわりのある方はもう少しすり合わせとかに注力されるのかもしれませんが、それにしてもMGネモの足首を使うことはオススメしてよいかと思われます。
そしてどうにかかっこうがついたザブングル… そんなに自由なポーズがとれるワケではないんですが、それでも他のWMと並べたりする分にはなんの問題もなさそうです。どうせ他のWMだって似たようなもんでしょうし、ポーズつけて飾っておく人などさらに稀でしょうからね。それにしてもサムネで見ていると青と赤が激しくケンカしていますな…。
付属していた武装をつけたところ。ロン毛本人はロケットランチャーの黄色に不満を持っていたようですが、オレは地色のグレーとあいまってすごくいい色だと思います。 っていうか、ザブングル本体の色味が目に刺さって痛い! もう少し落ち着いた色にしたらよかったんじゃないかと思うんですが、本人いわく「その勇気がなかった」とのこと。う、うん… 色に関しては人様にどうこう言えるオレではないのでコレはこういうモノだ、ということにしておきましょうか…。
胸部の幅ツメのせいで武装の基部が詰まっちゃってアタマに干渉していますが、これはキットについてきたアタッチメントパーツをそのまんま使ったためです。なにごともキッチリ真っ直ぐしていないとイライラするタイプの人は回り道をしてでも別の方法を考えたほうがいいでしょう。アンテナにあたってハラハラするし、どうやっても武器が前を向かないですしね。ただ、ご覧のとおりさほど問題はないです。立たせて飾っておく分にはちょっと斜め向けたほうがかっこいいしね。
それにしても、色のせいなのかもともとの意匠のせいなのかしっかり作りこんで現代風にリファインされたせいなのか、このおもちゃっぽさは消せないもんなんでしょうか…。ミリタリー色を出すでもなく、建設機械風に寄せていけるワケでもなく、もうこれは素直にスーパーロボットとして広い心で受け止めるしかないのでしょうね。よく考えてみるとガンダムだって青・赤・白・黄色のロボットですし、脳内補正でどうとでも消化できるのかもしれません。こうやって見ているとなんとなくかっこいいしね。
やっとできあがったザクと並べてみた。やっぱりスーパーロボットですな。。うう、そんなに好きでもないくせになんだかことさら他のWMが作りたくなってくる。脇役があってこそ、というか、助さん格さん八兵衛があってこその水戸光圀公、ということなんでしょうね。というわけでロン毛師匠、サブザブングルのほう、一刻も早くお願いしま~す! なんつってな。
(今回はあまりに内容がひどかったので、作者、作品、キットの名誉を鑑みて、後日大きく加筆・訂正をしました。)
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